どうも編集長です!!
この記事では、先日ツイートした「ノンアルコールスパークリングワイン」を徹底レビュー。
たくさんの反応をいただき、ありがとうございました。
「クリスマスや年末年始、家族みんなで楽しめる1本はないかな?」
「授乳期だけど、シャンパン飲みたいなー」
「休肝日に楽しめるノンアルないかな?」
週4でワインを楽しみ、残り3日はノンアルコールで肝臓を労わる。
そんなワイン好きサラリーマンが庶民の舌で忖度なしにお届けします。
さらに今回は、お酒を全く飲まない妻(アルコールアレルギー)の一言コメントもありますよ。
ノンアルコールは「みんなで楽しめる」のが1つのポイントですからね。
普段飲まないから実はちょっと楽しみ。
- ノンアルコール(当然)
- 白スパークリング(ロゼは除きました)
- 辛口(と思われる)
- 入手性(Amazonで1本から買える)
以上の基準で選んだのがこの5本。(左右にスクロールできます)
商品名 | 価格 |
---|---|
デュック・ド・モンターニュ ノンアルコールワイン | ¥1,331(税込) |
オピア シャルドネ・スパークリング・オーガニック・ノンアルコール | ¥1,730(税込) |
ヴィンテンス スパークリング・ブラン | ¥1,580(税込) |
ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン ドメーヌ・ピエール・シャヴァン | ¥1,865(税込) |
Paris’16 Blanc(パリ・セズィエーム ブラン) | ¥3,672(税込) |
年末のパーティシーズンには品薄になりますので、早めの購入が良いです。
「急いでるから結果からしりたい!」という人は、最終結果から見る!
ノンアルコールスパークリングワインの豆知識
お時間のある方には、知っておきたい豆知識をサクッとご紹介しましょう。
豆知識は飛ばして、先にレビューを見たい方はこちらをクリック
ノンアルコール“シャンパン”は存在しない
シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインのこと。
フランスのシャンパーニュ地方以外で造られるスパークリングワインや、他国のスパークリングワインはシャンパンではありません。
「シャンパン」「シャンペン」「シャンパーニュ」と呼ばれますが、これは『Champagne』というスペルをどう読むか?の違いになります。
フランスでは「シャンパーニュ」
英語圏では「シャンパン」や「シャンペイン」
日本では「シャンパン」と呼ばれることが多いです。
さらに、シャンパーニュの規格は厳密に定められていて、アルコール度数は11%以上でなければいけません。
つまり、ノンアルコールのシャンパンというのはありえないのです。
全然知らなかった…シャンパンはスパークリングワインの1種類なのね。
意外と知らない人多そうだよね。
ちなみに、シャンパン以外のスパークリングワインは次のように呼ばれます。
フランス(その他)・・・「ヴァン・ムスー」「クレマン」
スペイン・・・「カヴァ」
イタリア・・・「スプマンテ」
ドイツ・・・「ゼクト」
アルコールを「あとから抜く」と「そもそも生成させない」タイプがある
ノンアルコールスパークリングワインには、大きく分けて2つの製造方法があります。
- 脱アルコール製法
- 非発酵法
脱アルコール製法は、いったんワインにした後に「蒸留法」「逆浸透法」「揮発性物質回収法」などの方法によって、ワインからアルコールを取り除く方法。
ワインの風味や香りをしっかり感じられるものが多いのが特徴です。
非発酵法は、そもそもアルコールを生成させない方法。
「発酵の元となる糖分を減らす」「発酵を途中で止める」「アルコール生成が少ない酵母を使う」といった方法が使われます。
脱アルコール製法よりも果汁成分が強くなるため、ジュースに近い印象に。
しかし、甘みが抑えられているので、ジュースとは違うスッキリした風味を楽しめます。
今回試した5本のうち4本は「脱アルコール製法」
オピアは「非発酵法」で造られています。
ノンアルコールの定義は、アルコール度数が1%未満のこと。
なので、厳密にはアルコールゼロではない商品もあり、0.1%以下程度のアルコール分が残っている場合もあります。
アルコール度数表示をチェックしながら選びぶようにしましょう。
今回試した5本のアルコール度数表示は以下になります。(左右にスクロールできます)
商品名 | アルコール度数表示 |
---|---|
デュック・ド・モンターニュ ノンアルコールワイン | 0.0% |
オピア シャルドネ・スパークリング・オーガニック・ノンアルコール | 0.1%以下 |
ヴィンテンス スパークリング・ブラン | 0.0% |
ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン ドメーヌ・ピエール・シャヴァン | 0.1%未満 |
Paris’16 Blanc(パリ・セズィエーム ブラン) | 0.00% |
ではでは、さっそく1本目を開けてみましょう。
ノンアルスパークリング・レビュー1本目
デュック・ド・モンターニュ ノンアルコールワイン
商品紹介
原材料
ワイン、濃縮還元グレープジュース、砂糖/炭酸、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩🔍、アスコルビン酸🔍)
栄養成分表示(100mlあたり)
熱量:26kcal/ たんぱく質:0g/ 脂質:0g/ 炭水化物:6.5g/ 食塩相当量:0g
編集長レビュー
「桃、洋梨系の甘めの香り。ポツポツとした大きめの泡。青リンゴ系のフルーティな甘みを、ほどよい酸味が引き締める。今回試した5本の中では一番甘めに感じますが、酸味と炭酸で甘ったるくはない。クセが少なくて万人受けしそうな味わいですね。」
香り
甘味
酸味
発泡
うん、これは飲みやすい。少し甘めだけど美味しい。
ノンアルスパークリング・レビュー2本目
オピア シャルドネ・スパークリング・オーガニック・ノンアルコール
商品紹介
原材料
有機グレープシード、有機酵母エキス、有機ブドウ果汁(シャルドネ)、炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(V.C)🔍
栄養成分表示(100mlあたり)
熱量:20kcal/ たんぱく質:0g/ 脂質:0g/ 炭水化物:4.8g/ 食塩相当量:0.01g
編集長レビュー
「完熟リンゴ、バターの香りでフルーツケーキのような甘い香り。香りは5本の中で一番強く感じます。
シュワシュワしたきめ細かい泡。フルーティな甘みと適度な酸味でスッキリ飲めます。甘い香りが強いので、そこは好みが分かれるかもしれません。」
香り
甘味
酸味
発泡
香りが一番フルーティ、でも飲むとそこまで甘くない。5本の中で私はこれが一番好きだな。
ノンアルスパークリング・レビュー3本目
ヴィンテンス スパークリング・ブラン
商品紹介
原材料
ワイン、ぶどうジュース、砂糖/ 炭酸ガス、香料、酸化防止剤(V.C🔍、亜硫酸塩🔍)
栄養成分表示(100mlあたり)
熱量:24kcal/ たんぱく質:0g/ 脂質:0g/ 炭水化物:5.8g/ 食塩相当量:0g
編集長レビュー
「柑橘系の香り、ゴムっぽい香りが強い…なんでだろう?酸化防止剤の影響なのか、保管状態なのか?けっこうキツイ。抜き栓して30分ぐらいするとだいぶ落ち着く。
スッキリしたリンゴ系の味わい、甘みは控え目でシュワっとした細かい泡。ワインに近い味わいですね、惜しむらくは最初の香り。」
香り
甘味
酸味
発泡
この匂いはちょっとダメだった。いきなりこれだと、テンションが下がってしまうかも…
ノンアルスパークリング・レビュー4本目
ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン ドメーヌ・ピエール・シャヴァン
商品の説明
原材料
ワイン、ぶどう果汁/ 香料、安定剤(CMC)🔍、酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩🔍)
栄養成分表示(100mlあたり)
熱量:18kcal/ たんぱく質:0g/ 脂質:0g/ 炭水化物:4.5g/ 食塩相当量:0g
編集長レビュー
「桃、洋梨系の柔らかい香りと果実味。大きめの泡。酸味がしっかりしていて、後味がスッキリ。最も辛口に感じます。普段辛口スパークリング飲んでる人は、これが一番しっくりくるかもしれない。」
香り
甘味
酸味
発泡
私は酸っぱいの苦手なので、ちょっと酸味が強く感じるかな。
ノンアルスパークリング・レビュー5本目
Paris’16 Blanc(パリ・セズィエーム ブラン)
商品説明
原材料
ぶどう果汁、炭酸ガス、酸味料、香料
栄養成分表示(100mlあたり)
熱量:32kcal/ たんぱく質:0g/ 脂質:0g/ 炭水化物:8g/ 食塩相当量:0.01g
編集長レビュー
「洋梨、蜜の香り。香りは穏やか。含んだ瞬間、蜜の甘みが口いっぱいに広がる。しかし、しつこくはない。泡はきめ細かく、やや弱め。上品な甘みと柔らかい飲み口で食前酒に良いかも。
香り
甘味
酸味
発泡
甘くてすっきり美味しい。香りは弱めかも。混じり気の少ない味がするからこれも好き。
ノンアルスパークリングおすすめランキング
5本の試飲が終わりました。(残さずいただいたので、お腹がパンパン……)
まずは第一に、どれも飲み物として美味しかったです。
ただし、こうして比較してみると、テイストの違いが結構ありました。
「好みの味わいかどうか」が選ぶうえで重要なポイントになりそうです。
編集長の好みと満足度で選んだランキングがこちら!
1位:ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン ドメーヌ・ピエール・シャヴァン
最も辛口で酸味があり、食欲を刺激する。食事中に楽しむのに一番良かったです。
2位:オピア シャルドネ・スパークリング・オーガニック・ノンアルコール
甘い香りの強さとスッキリした味わいがコントラストが印象的。好みは分かれるけどユニークな1本。
3位:Paris’16 Blanc(パリ・セズィエーム ブラン)
上品な甘めの味わい、ちょっと高価なのがネック。
次点:ヴィンテンス スパークリング・ブラン
今回は香りが残念だった。それがなければ1,2を争っていたと思います。
選外となったデュック・ド・モンターニュは最もリーズナブルでフレンドリーな味わい。気軽にプシュとできる1本。
1本ずつのレビューに戻る場合はこちら
全体的にカロリー控えめでヘルシー。
通常のスパークリングワインと比べると、やや甘めの作りになっていますが、繊細な料理とのペアリングでなければ、食事の邪魔をしないレベル。
「ワインは好きだけど、アルコールを控えたい」
「妊娠、授乳期だから飲めない」
「お酒飲めない人と一緒に楽しみたい」
そんなシーンに、ノンアルコールスパークリングワインは良い選択肢になりますね。
始める時は、どうせジュースでしょ?って思ってたことを告白します。ごめんなさい。
これなら私も楽しめるから、もっと買ってくれていいよ!
以上、ノンアルコールスパークリングワインのレビューでした!
お気に入りの1本を見つけるための参考になれば嬉しいです。
あとがき
“ノンアルコール” “スパークリングワイン” “辛口”で検索して、商品紹介を一通り読んで、5本を選んだわけですが、結構甘く感じるものが多かったです。
本来、スパークリングワインには「Brut Nature(ブリュット・ナチュール)」から「Doux(ドゥー)」まで甘味のレベルがあり、ボトルに表示されています。
しかし、ノンアルスパークリングにはそういった表示がされていないんですよね。
今回、栄養成分表示を比較して分かったのは、熱量(カロリー)と甘さの関連性が強いということ。
ワインには通常、栄養成分表示はされていないのでノーマーク。
しかし、熱量(カロリー)が高いほど甘く感じました。
「辛口」「甘口」の判断は、カロリーをチェックしてみるのが良さそうです。
ちなみに、ワインは100mlあたり73~75kcalと言われているので、今回レビューした5本はそれよりだいぶ少ない。(18~32kcal)
日常使いでカロリーをセーブしたい場合にも良さそうですね。
最後に、今回テイスティングに使用したグラスはをご紹介。
オーソドックスな形で赤から白まで楽しめます。
しかも非常に割れにくい素材でできていて、もう7年使用していますが、1脚も割れていません。
1脚あたり約¥1300なので、とてもリーズナブル
スパークリングワインと言えば、美しい泡。
泡を楽しむには、細身のシャンパン用のグラスが一番ですね。
スペースが許せば備えておきたいセットです(涙)
美しいグラスで飲むワインは、一段と華やかな気分にさせてくれます。
Twitter上での反応も多かった今回の企画。
記事の感想などTwitterでリプライいただけると、とっても嬉しいです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。